福知山で災害医療コースを受講しました
こんにちは。make代表の鳥居です。
makeでは災害医療についても皆で学んでいますが、災害時において薬剤師ができることは医薬品の管理だけではありません。要救助者のトリアージ、メンタルケア、情報の集約と伝達など、基礎知識を持ってさえいれば臨機応変に対応していくことができると思います。
ということで・・・今回は「トリアージ」について学ぶため、8月19日に京都府の福知山市消防防災センターで行われた 災害医療コース 救急・災害に強い薬剤師養成コースを受講してきました。START法、PAT法をはじめ、爆発事故のシナリオについてのGDもとても有意義なものでした!
GDの中で、「防災の教育対策」の話題になりました。
” 災害が起きたときにパニックになってしまうのは、
防災の教育がしっかり根付いていないからではないのか?"
私たちは義務教育の中で、あるいはもっと小さい頃から避難訓練などを行っていることが多いと思います。僕も学期ごとに教室から運動場への避難訓練を行ったのを覚えています。
その中で習ったことは「おはし」でした。現在は「おはしも(おかしも)」で習うことが多いようです。「おはしも(おかしも)」は、押さない、走らない(駆けない)、しゃべらない、戻らないの頭文字です。これは阪神淡路大震災以降、教育安全指導のガイドラインに紹介されたことから、消防教育の標語として全国に普及しました。はじめは「おはし(おかし)」でしたが、津波による避難の原則である「も(戻らない)」が追加され、「おはしも(おかしも)」となりました。
防災教育の難しさは、このような標語を守れば必ず大丈夫というものではない点だと思います。場合によっては走って逃げなければ行けない状況もありますし、大声で津波がくることを周りに伝えくてはいけない場合もあります。
地震や津波、火災、水害など、特に災害のレパートリーが多い日本では、幅広い防災の知識を身につけておくことが重要なのだと感じました。小さい頃からあらゆる災害について学び続けることで、自分の身を守る方法を見出すことができると思います。
この他、今回の災害医療コースに参加したことでトリアージだけでなくリスクマネジメントや情報提供、記録の方法についても深く考えることができました。
ここで学んだことをmakeでの活動にもしっかり活かしていきたいと思います。
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